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お墓物語


 1.お墓には、それぞれご家族のドラマがあります。
 「おめでた
 「ガンコ主人
 「三姉妹
 「親子の絆
 「母の思い
 「50年振りの再会

2.お墓・墓地辞典
 墓の語源と歴史
 霊魂の依代としての墓石
 墓地・霊園の種類
 墓地の所有権と使用権
 納骨の定義と歴史
 卒塔婆の語源と五輪塔
 永代供養墓
 戒名の定義と歴史
 合掌
 数珠
 お香

おめでた

千葉県にお住まいのあるご夫婦は生前にお墓を建てられました。
お墓が完成し魂入れ(開眼法要)には
長男ご夫妻、長女ご夫妻も参列されました。
実は長女ご夫妻はご結婚からこれまでの13年間、
子宝に恵まれませんでした。ところが驚いたことに
開眼法要から半年後、見事にご懐妊されました。
「お墓を建ててご先祖様に報告したから、
ご先祖様からのプレゼントかなぁ」と
ご家族で話し合われたそうです。

ガンコ主人

東京都港区にお住まいの主婦の方より 「北海道にある主人の実家のお墓を、東京に移せないものでしょうか」との ご相談をいただきました。
改葬の手続きをご説明いたしましたが、 その時の奥様のお話では、ご主人様は改葬には反対とのことでした。
ご主人様は長男でしたので、”実家のお墓を守らねば”という気持ちが 特に強いようだとおっしゃっていました。
その後の奥様の 熱心なご説得により決心され、ご両親のご遺骨を改葬してからは、 むしろご主人様のほうが喜ばれ、「家から歩いて行けるので、毎月のように お参りできる。改葬してよかった。」とおっしゃっているそうです。

三姉妹

ご自宅から近い場所で墓苑を探されていたご婦人は、 ご自身の分だけではなく、ご姉妹の分と合わせて 3家様分のお墓を隣り合わせで建立なさいました。
女性ばかり3人のご姉妹で、ご自宅も隣り合わせ。
先々のお墓参りの際にも、それぞれにお参りができると喜んでおられました。
皆様、寺院の雰囲気とご住職のお人柄も気に入られたそうです。

親子の絆

4歳のお子様を突然亡くされた30歳代のご夫婦よりご相談をいただき、 いくつかの墓苑をご案内致しました。ある墓苑で、奥様がふと立ち止まり、 そのままじっとそこに流れる空気を感じておられました。「ここでしたら子供が 安心して眠れるような気がします」と奥様がおっしゃり、さらに長い間、 ご夫婦で立ちすくんでおられました。開眼納骨の日には、ご夫妻様、 両家のご両親様とも、寂しいながらも安堵の表情を浮かべられ、 ご納骨の際には奥様がご遺骨壺をしっかりと抱きしめ、ご挨拶をさないました。

母の思い

ある日、ひとりのご婦人が墓苑事務所にいらっしゃいました。お話を聞くと、 先頃お母様を亡くされ遺品の整理をしていると、私どもの墓苑のチラシが 何十枚もきれいに畳まれて押し入れに仕舞ってあったそうです。
そのときに、お母様が生前に何度か「この墓苑にお墓が欲しい」と 言っていたことを思い出したそうです。
「生活がぎりぎりだったため、 母も諦めていたと思うけど、何とか供養してあげたい」とのご相談でした。
お墓を建立して納骨となる日、
ご家族はお母様の願いを 叶えてあげられた”嬉しさ”と、 生前にお母様を安心させて あげられなかった”悔しさ”で、 泣きながら納骨されました。

50年振りの再会

約50年前にご主人を亡くされた90歳のご婦人は、
当時、簡素な石塔しか建てられませんでした。
いよいよ自分も永眠する可能性のある歳となり、
愛していた夫と健やかに眠りたいと、
お墓のリフォームを希望されました。
新たにお墓を建立し、本堂法要、そして墓前での開眼納骨を行いました。
老婦人お一人での参列ではありましたが、
50年振りに再会したご主人を優しく抱きしめられ、幸せそうでした。