合掌・数珠・お香|お墓・墓地辞典

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お墓・墓地辞典


 1.お墓には、それぞれご家族のドラマがあります。
 「おめでた
 「ガンコ主人
 「三姉妹
 「親子の絆
 「母の思い
 「50年振りの再会

2.お墓・墓地辞典
 墓の語源と歴史
 霊魂の依代としての墓石
 墓地・霊園の種類
 墓地の所有権と使用権
 納骨の定義と歴史
 卒塔婆の語源と五輪塔
 永代供養墓
 戒名の定義と歴史
 合掌
 数珠
 お香

合掌

  お寺にお参りに行ったり、仏壇に向かう時に私達は手を合わせます。これを合掌といいます。合掌は、日本ではお坊さんの挨拶に、アジアの仏教国ではお坊さんに限らず人と人の挨拶に用いられていて、仏様に向かう時だけとは限りません。  この合掌にはしっかりとした意味があります。仏教が誕生したインドでは、右手を清らかな手、左手を不浄な手と考えます。今でも左手で子供の頭をなでたり、握手をすることはタブーとされています。この手の観念を人間の心と照らし合わせてみると、人間の心も清い面だけではなく、誰にでも貪りの心や怒りの心というものがあります。つまり、両手を合わせることは、相手への敬意をあらわすだけではなく、自分の心の全てをありのままにさらけ出し、人や仏様に向き合うということにつながるわけです。  合掌のしかたですが、胸の前で両手をぴったりと合わせる「堅実心合掌」が一般的。ほかに両掌の間を少し開ける「虚心合掌」、右手を上に指を交互に組みあせる「金剛合掌」などがあります。  また、お坊さんの手紙の末尾には「敬具」「草々」などの代わりに「合掌」が用いられることがあります。


 

数珠

 仏教で数珠が用いられるようになったのは、比較的歴史が浅く、5~6世紀頃の中国といわれています。当時、中国では浄土教や密教が盛んになってきて、念仏や陀羅尼をお唱えする数を数えるために使われるようになったようです。  日本に浄土教や密教が伝えられるなかで、数珠も日本に伝来。宗派に関係なく、仏教徒であれば、数珠を持つようになりました。基本的に珠の数は108個で煩悩の数をあらわし、念仏などを唱えるながら、煩悩が滅していくと考えられます。  数珠は仏教徒共通ですが、形態や持ち方は宗派により様々。形態は、一連のものもあれば、二連のものも。持ち方も、両手の親指にかけたり、中指、または片手のみにかけることもありますし、両手の間で揉むようにすることも。もし迷うことがあったら、お坊さんや仏具屋さんに尋ねるのがよいでしょう。    数珠はもともとはインドのバラモン教で使われていたもの。そこから仏教に伝わったのですが、実はキリスト教にも伝わっています。カトリックで使われるロザリオも数珠の一種なのです。


 

お香

 私たちに身近なお香としては、お焼香に用いられる香木の樹皮や葉を粉末にした抹香と粉末を松脂などの粘着材で練り合わせて線上にした線香があげられます。  仏教に限らず、世界中の様々な宗教でお香が焚かれていますが、お香を焚くことには大きく分けて4つの意味があるとも言われます。 ①仏さまや死者に対しての敬意を表現する 仏教発祥の地インドでは、あまり入浴の習慣がなく、体臭を消すために、人と会うときにお香を焚くことが礼儀とされていました。この習慣から、仏さまに向かう時にも、お香を焚くことが仏さまへの敬意の表現、礼儀とされていきました。 ②立ち上る薫香を祈りの象徴とする 私たちの祈りが天に通じるかのように、お焼香やお線香から煙りと良い香りが立ち上る様子が、これに当たるでしょう。 ③ものを浄化する お坊さんがお堂に入る時にはお香を焚いた香炉をまたいで身体を浄めたり、香水(お香に水を注いだもの)によって仏堂を浄めるという儀式が行われたりと、お香は浄めの効果があると考えられています。また、お香の良い香りによって、私たちの煩悩が浄められるという考え方もあります。 ④仏様を送迎する  法事では、導師(法要のメインを努めるお坊さん)が、最初と最後に焼香をしますが、最初は仏様を道場にお招きするため、最後は仏様をお送りするためと考えられます。    以上のようにお香の意味を見てきましたが、実際にお香のよい香りを嗅ぐことで、心が落ち着くというアロマ的な効果もあるようです。仏教とともに日本に伝来したお香ですが、日本では独自の発展をとげ、香道といわれる一つの芸道が形成されるまでになっています。